0話 冒険の手ほどき
ソドワ初のGMをつとめられる自信がなさすぎたので、ムーブメン卓の数日前に西雀O太氏に付き合ってもらった戦闘練習シナリオ。厳密に言えばソドワGMデビューはこれが初だけど、シナリオと呼べるレベルではない。
この時はルールブックに付箋を貼りまくり、見落としがちな部分はノートに書き取って、世界観をスムーズに説明するためにパワポで説明スライドを作った。この時頑張って勉強したからおそらく今順調にソドワ勢を増やせているんだと思います。
ルルブ読んでも戦闘がどんなものか全然わからなかった。一人で模擬戦してみたらややわかったけど、クトゥルフに比べ計算処理の多さよ。おまけにルルブ付属のキャラシは見づらい。緊張しいの僕がこんなんで多人数を相手取るのは厳しいぞ!
そして初セッション。付き合いの長いO太氏一人相手ですらかなり緊張した・・・だって僕自身よくわかってないことを、何も知らない相手に説明しなきゃいけないんだもん。
特撮好きなO太氏らしく、ルーンフォークの戦士を選択。このときポーレ君が出来上がりました。
loly氏と余白氏がのちに参加することは決まっていたので、とりあえずサンプルキャラクター2名を追加して3人パーティとした。ポーレ君が近接型なので、バランス型の妖精剣士ちゃんと神官のエルフちゃん。それぞれライラとシンディと名付けた。
導入
ポーレ君は、裕福な家で息子同然に育てられたルーンフォーク。魔動技師くずれのお父さんは溺愛気味で、むしろ母親の方が豪快?というか、外界を見てみたいポーレ君に理解がある。外は危険だからダメ、の一点張りな父親に悶々とするポーレ君。
ある日、ポーレ君よりちょっと年上で先に旅立って冒険者となったライラ、シンディ(と言ってもガキンチョからの付き合いだったので、ポーレが遊んであげてた印象が強いのだが)の二人が村に帰ってきた。どこか危なっかしげで誰もが心配しながら送り出したのだが、たった一年で見違えるほど頼もしく落ち着きが出て、いっぱしの冒険者に成長していた。
ポーレはこの機を逃すまいと、ライラとシンディに父親の説得に協力してほしいと頼み込む。二人は快諾するが、父親は危険だと断固拒否。その様子を見た母親が口を開いた。
「ポーレが密かに鍛錬をしていたのをあたしゃ見てたよ。ポーレはあたしらの大切な息子だ。だからこそ、息子のしたいことを頭ごなしに否定するのはよしな」
そう言って母親が取り出したのは、へそくりをはたいて用意したバスタードソード。
「そういえば森に狼が出て草が取りに行けないんだ。ポーレ、助けちゃくれないかい?」
進行
戦闘をやってみるのが目的のシナリオなので一本道。森の前に奥さんと父さんを待たせ、森の中でウルフ×2、次にジャイアントリザードとグレイリンクスだったかな?を討伐。割と楽に倒せちゃったので、盗賊3人唐突に出してみたら、ようやくぎりぎりといったかんじでした。
エピローグ
ライラとシンディの証言や目の前で盗賊を撃退したこともあって、ようやく父の許しを得たポーレはライラ、シンディに見送られ、新たな仲間との出会いを期待しつつルーフェリアへと旅立ったのでした・・・。
感想
びびったのはMP回復手段が少ないこと。魔香草の回復量は雀の涙、魔晶石は初期作成ではせいぜい3〜5点分しか買えない。回復役は必須かつMPは温存しないとまずいなと思った(なおムーブメン卓はプリースト不在のまま)。TRPGはCRPGと違い、キャラが死んだらめちゃくちゃ落ち込む。死をチラつかせつつなんとか勝たせる、というGMの大事な仕事は、ソドワGMを10回ほど重ねた今になってようやくできるようになってきた気がする。あと妖精剣士ちゃんかわいい。
ムーブメン卓のPCが5レベくらいになった今、ライラ、シンディはお助けキャラではなく対等なレベルにあると思うので、ポーレくんの成長をPL、GMともに実感する機会として出してみたい。