あとで名づけるものがたり

たかはるのTRPGセッションログ。あらすじ、シナリオ、キャラ紹介など。いっしょに遊んでくれた人が、よそのセッションはどんな感じかな?って見れるようなブログ。TRPG沼もっとひろがれ。スマホ表示は見づらいのでpc表示をおすすめします(おすしも回るし)

1話 バルトゥーの屋敷(微改変)

 ムーブメン卓第一話。初めて本格的にGMした記念すべきセッションです。

 

シナリオ

いきなりオリジナルシナリオなんて作れないので、初心者らしく公式シナリオです。でも、まるっきりなぞるだけではつまらないので、NPC(後述)を追加しました。

キャラメイク

 Loly氏と余白氏に、前回O太氏にしたのと同じ説明をババーッと。ちゃんと伝わっただろうか・・・

 

 loly氏はツノっ娘が好きなのでナイトメアを選択、迷いなくコンジャラーにして、名前は「エリザ」。王道魔女っ子ってかんじのイラストでした。

 余白氏はマギシューに興味を持ったらしく、「このスタイルが向いてる種族ってありますか?」と聞かれ言葉に詰まった。イメージ的にはルンフォ?でも知力そんな高くないしMPもアレなんだよな・・・今の僕なら

「両者とも十分に適していると前置きしたうえで、敏捷、威力もほしいならエルフ、命中とMPを安定して取りたいならドワーフ

くらいは返せるだろうが、結局

「ナイトメアならなんでも向いてるし、人間もなんでも向いてるし何にも向いてないとも言えるよ」

というフワッフワな答えしか返せなかった。

ナイトメアはloly氏とかぶるので人間を選択。身内の中では、人間をとる人は逆にレアである。「ロサ」はボウケンジャーのピンクがモデル。元キャラはクール系らしいけど、RPには反映しないそうです。

 ソドワPCは長く使っていくので振り直し3回までOKにしたんだけど、ロサはだいぶ初期ステが低くなっちゃいましたね・・今はようやく、それも関係ないほどに強くなってきたけど。

導入

 どんな導入にしたいか、PLと打ち合わせながら開始。

 

エリザ

ナイトメアのエリザの生まれをダイスで決めたらリルドラケン生まれだったので、「差別のない幼少期を過ごし、勉強をしに人里の学校に入学したらめっちゃ差別された」というかんじの導入にしようということになった。

  おおらかな両親に見送られ、希望を胸に人里に降りたエリザ。自分と同じ見た目の人がいっぱいいるということにまずは、戸惑いと同時に嬉しさを感じただろう。積極的にコミュニケーションを取り、友達と呼べる存在に恵まれた・・・と思っていたある日、自分のツノをクラスメイトに見られてしまう。その日から、手のひらを返したような激しい差別を受けるようになっていった。ナイトメアが差別をされるという話は伝え聞いて知ってはいたが、見た目が違う、ただそれだけでこうもできるものか。エリザは「人間」の心が恐ろしくなった。限界を感じていたある日、エリザは教師に呼び出される。教師が言うには、

「ナイトメアであることが悪いことではもちろんない。しかし、人々の心に染み付いた偏見を拭い去ることは到底難しい。本意ではないが、こんな環境に身を置くよりは、外に出て広い世界に生きるべきだ」

 この時のエリザには、教師も遠回しに自分を排除しようとしていると感じられたかもしれない。しかし教師は、魔法の基礎の書物をエリザに与えた。

 

 エリザは人間に対する恐怖を抱えたままリルドラケンの集落に戻り、操霊術を学んだ。魂を操る魔法ならば、ナイトメアの穢れた魂をなんとかできるかもしれないと考えたからだ(実際は浄化よりむしろ穢すだけなんだけど)。そして数年後、知識と技術を吸収し尽くしたエリザは、さらなる知識と、そして自分の中の穢れを消す方法を求めて広い世界へ旅に出た。

 

ロサ

 マギテックを持っていることから、ある程度裕福な生まれだろうということになり、「貴族の娘として蝶よ花よと大切にされながら狭い社会で生きることに疑問を持ち旅に出た」と言う流れでいこう、と決まったけどきっかけが思いつかず、「神の声を聞いて」(経歴表振ったんだっけ?)を採用した・・・これが当時の僕には難しく、かなり無理矢理な導入になってしまった感が否めない。

 

 ロサは13歳。愛情深い母と魔動機の扱いに長けた父(婿?)に囲まれて、汚れをしらず、優しい子に育った。そんなある夜・・・ロサの夢枕に女神が現れた・・・!

「この広いラクシアに生まれ、狭い貴族社会で、この世の汚れを知らず、囲われた世界で苦もなくぬくぬくと生きていく・・・ええんか。お前・・・それでええんか・・・!

旅に出よ!世を知れ、人を知れ!そして・・・時には起こせよムーブメン!!」

続く言葉が出て来ず途中からポプテピピックになってしまった。女神はピピ美だった(CV:日高のり子)。

 

 何かに目覚めたロサは両親を説得、冒険者の心得がある父親にルーフェリアまで送ってもらい、期待と不安を胸に冒険者の店の扉を開いたのだった。

 

ポーレ

 ポーレ君は一足早くルーフェリア入りしています。ただ、追加NPCの背景描写のために、スラム街を通ってルーフェリア入りしてもらいました。

水の女神に守られし都といえど、人が集まれば上下の差は自然と生まれるもの。スラム街にはボロ布を纏った子供たちがたむろしていて、旅人と見れば人懐っこくまとわりついて小銭をせびってくる。

ポーレには、「もっと広い世界を見て(蛮族の被害などもこの目で確かめて)、豊かな国を作りたい」という大きな野望がある。彼は子供たちをあしらうことはせず、持っているお金のほとんどを渡し、ついでに遊んであげた。

 そんなポーレ君に近づき、お礼を言う少年が現れる。追加NPCの「チップ」君です。彼はグラスランナー。スラム街に生き、幼い妹(+そこで生きるチビッ子たち)を養うために仕方なく手を汚す少年です。一応、金持ちしか狙わない(冒険者は一般人よりはお金があるので、ターゲットに含まれます)というポリシーがあります。

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チップ君は、お金をくれるだけでなく子供たちと遊んでくれたポーレに友好的な態度をとります。もちろんスリません。

これから冒険者登録をしに行く、と話すポーレに対し、

「そっかー・・・頑張れよ」

と、視線を泳がせながら返す。ポーレはそのことに気づきません。

 

進行

その後酒場で合流し、"葉っぱをのせた"マイエルさんから遺跡の情報を買うところまではルルブの通り。

マイエルがPCに地図を渡そうとするが、

「あれ、ないぞ?おかしいな・・・あ、ついでに財布もない」

それを聞いた他のモブ冒険者たちからも、

「俺の財布がもねぇ!」「俺も」「私も」

と声が上がる。

じつは、PCたちにもルーフェリアに入ったところで危険感知判定を振ってもらい、失敗した人の財布をスっていたのです。(気付いたら、「誰かにぶつかられたが特に何事もなかった」で財布も無事)

「こんなことができるのはチップの野郎で間違いねぇ!」

「あいつ、一度絞られておとなしくなったと思ってたがまたやりやがった!とっ捕まえてやるぜ!」

怒りをあらわにするモブ冒険者たち。それを酒場のマスターがたしなめる。

「お前ら、スられたことにも気づかないっつーのは冒険者として甘ぇんじゃねえのか?そいつはてめえらの落ち度だぜ。・・・しかし、俺の言葉はチップに届かなかったか。

なぁ、そこの(PC)。バルトゥーの魔法生物大全、持ってきてくれりゃ俺が買い取ると言ったが、追加の依頼だ。もし遺跡でチップのバカを見かけたらとっ捕まえてきてくれねぇか。まぁ、もし死んでたらそれは仕方ねぇ」

マイエル

「僕は一度歩いた道は忘れないから直接案内できる。財布はたいして入ってないから別にいいんだけどさ、遺跡の中、僕立ち入ったわけじゃないから何がいるかわかんないし、ちょっと危ないね。」

 

みたいなかんじで差し込みました。

 

 PCがバルトゥーの屋敷へ踏み込むと、蛮族の足跡と真新しい靴跡が。ゴブリンとボガードがいる部屋でいじめられています。ストリートチルドレンの嗜みでフェンサー1+くそ高敏捷のおかげで回避し続けていますが、部屋の隅に追い詰められ絶体絶命のところにPCに助けられます。

 戦闘終了後、財布を返せと詰め寄るPC。しかし彼は、申し訳ないが金は今は持っていないと言います。

 これは嘘ではなくて、チップくんは街のヤクザをスった結果捕まってしまい、スリの腕を買ったヤクザにゆすられています。盗ったお金はヤクザに渡してしまっていたのです。しかしヤクザの要求する額には足りず、遺跡の地図を見て金目のものはないかと忍び込んだはいいものの蛮族に見つかってしまいました。

 しかし強がりな彼は、そのことはPCに話しません。むしろPCが魔法生物大全を見つけたらスキを見て奪い取ってやろうと思っています。まさに貧すれば鈍す。PCに対しては、自分には(スリで身につけた)スカウトの心得があるから協力すると言います。

 

 ここでPCが拒否したら、逃げたふりして屋根の上に待機させて、PCが魔法生物大全持って出てきたところで奪って逃げてやろうとGMは考えていましたが、ポーレ君は「金に困っているなら協力する。魔法生物大全を買い取ってもらったら、その金は君に渡そう」と人情派ロール。うーん、こんな相手から盗むのはさすがのチップ君も思いとどまるぞ。さっき友好深めたし。

「しかし、今度はヤクザはこのお人好しに目をつけるかもしれない。だったらおれは悪者のままでいい」

GMは心の中でそんなRPをして、PCが魔法生物大全を手に入れたところで奪って逃げます。

 

・・・というのが心の中で考えていた流れだったんですけど、ポーレのRPにほだされ、ついヤクザにゆすられているところまでゲロってしまいました。ダメなGMだ。まぁ、ヤクザは強いので。やつらに狙われたらポーレたちでも勝てないかもと思ったということで。結局魔法生物大全を奪って逃げました。ロサとエリザは「やっぱりな、あいつ許さんぞ!」という反応だった。

 

 逃げたチップを追っていくと、ヤクザと言い争いをしている。門前に怪しげな幌馬車が。その中に見えたのは、どうやらチップくんの妹だ。さるぐつわをかまされている。

「話がちがうじゃねーか!まだ明日にはなってないぞ!それにほら、これ高く売れるらしいんだ。これで言ってた金には届くだろ!?」

「げっへっへ、〇〇ガメル渡せば許してやる、なんてーの本気で信じてやがったのか?メスガキ好きの変態貴族様がなぁ、早くしろとおっしゃってんのよ。あ、その本、高く売れるってんならもらってやるよ。ご苦労なこったなぁ!!」

「ちくしょう、ちくしょう・・・!」

 

そこへ颯爽とPC参上。ぼこぼこにしてもらいました。

 

エピローグ

 ボコボコにしたヤクザを引きずりながら冒険者の店に帰還。PCの口からチップの事情を聞いたマスターは、チップをこの店専属の斥候として雇うことを提案します。怒りの冷めやらぬモブ冒険者たちに対しては、ちゃんと給料から天引きして返済することをチップに約束させました。

「妹も助かって、あいつらはやっつけられて、おれはまともな仕事に就けるなんて・・・夢みてぇだよ。ぜんぶあんた達のおかげだ、本当にありがとう。そして・・・裏切っちまって悪かった。許してくれとは言わねぇよ、でもちゃんとお金は返すよ」

 

ロサとエリザはどういう反応だったかな、「許しはしないがこれ以上責めない」みたいなかんじだったかな。ともあれ依頼は無事達成。ポーレはというと、バルトゥーの屋敷で手に入れたイグニッションパイプを見て、「大破局以前の貴重な魔具を集めた博物館を作りたい」という新たな野望を見つけたようで、GM的には今後の展開についてひとつの方向性を示してくれたなと思った次第です。

 

 そんな感じで第一話を終えました。ちなみにムーブメン卓と言っているけれど、これはブログに載せるにあたりキャンペーンタイトルが便宜的に必要だったから僕が勝手にそう書いてるだけで、PLたちの前では一度も言ってません。

 

シナリオソースのカテゴリに、この改変案のポイントをまとめています。SW2.0のルルブ1、2があれば十分に回せます。

チップ君 顔Ver.

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5.