あとで名づけるものがたり

たかはるのTRPGセッションログ。あらすじ、シナリオ、キャラ紹介など。いっしょに遊んでくれた人が、よそのセッションはどんな感じかな?って見れるようなブログ。TRPG沼もっとひろがれ。スマホ表示は見づらいのでpc表示をおすすめします(おすしも回るし)

3.5話 リュチルとゆめのおかし(ネタバレ注意!)

『アルフレイムは爆発した!!!』(著:オーク的好奇心様)収録のふわふわほのぼの系良シナリオ。ネタバレ注意です。

 

 

 キャンペーンの立ち位置的には3.5話にあたるセッション。というのも今回はロサとエリザだけが参加の番外編ちっくな位置付けだったから。

テラスティア大陸でやってるって事ととある神がチョイ出すること以外はほぼ変えず、シナリオ通りに進行しました。はじめてのリドルに独特の世界観。GMはワックワクでした!

 

導入

 漫研卓「忌子が生きていくという事」のエピローグは、エリザ(リルドラケン生まれのナイトメア)の実家の温泉に行ってパーっと楽しくやろうや!だった。チップ君はじめルーフェリアスラムのガキンチョたちもなんか付いてきて、とにかく楽しい宴エンド。

ジェラルディン邸、完膚なきまでの焼け野原にされてたのでクラウスとジーナはしばらくこっちで療養する事に。ポーレとイェルムは一足先にルーフェリアに帰り、ロサとエリザはガキンチョたちを送り届けるという名目で、途中にある《溶ける黄金亭》に立ち寄ります。ルーフェリアに興味のあるクラウスくんも付いてきてNPCとして参加(途中リドルがあるのでそれへのヒント出しあるいはミスリードのために同行させた....ってのは建前でGMがクラウスくん使いたかっただけだ)

 

導入の詳細を書いてしまうとよろしくないので要約すると「オムライスのなかに、食べた人の精神を夢の世界に飛ばしてしまうキノコが混入していた。助けに行くには自分たちも同じキノコを食べて夢の世界に行かなきゃいけない」ということ。

じっさいやらかしの幼女や彼女に振り回される執事、料理人コボルドに店主とそれぞれ濃いキャラ設定がありテンポよくギャグ風味の導入ができました。

一番笑ってしまったのは執事が「お嬢様!私もお供しますぞ!」ってオムライスに顔を突っ込んで動かなくなり、おでこからキノコがニョキって生えてきたシーン。全員爆笑だった...

 

進行(ほぼ感想?)

 PCが目を覚ますとそこは星降る無限の丘。月に立ったように体は軽い。こんぺいとうの流れ星、うそつきの3枚のドア、望遠鏡と光る星座と影法師のかごめかごめ。かわいくもあやしいものたちとの出会い。ソードワールドでこんなふしぎ体験ができるのかと感心する描写の数々でした(セッションでは書いてあったことを読み上げただけ)。

 戦闘難易度は骨太でしたね。漫研卓は経験点基本1500点(依頼達成1000、GMが裏で設定した条件達成で+500)で3回やってるPCだったので軽く遊んでやる程度で済んだんですが。いやゴーレム作れるエリザじゃなかったらだいぶ危なかった気がする。ロサは今回も気絶したんだっけ、どうだったっけ...

 

 途中のリドル、GMは読み込んできたつもりだった。ドアのなぞなぞの理論自体はしっかり噛み砕いていたつもりだった。しかし、看板と看板の裏に書いてあること、と執事がミスったことまで含めるとどうなるのか?までわかってなかった...わかったつもりでいた......思考停止してただただシナリオ本通りに読み上げて、真理に気づいたエリザPLにGMが解説してもらうというおバカマスタリングをしてしまった......

 

...TRPGはみんなでやるものだからな!GMだって万能じゃないんだよ!(逆ギレ)

 

エンディングでは、夢の世界を抜けようとするPC一行に対し眠りを司る神『カオルルウプテ』(名は明かさず、ねむそうな少女の幻影として登場させた)が、

「どうして行ってしまうの?めざめの世界はつらくてかなしいことばっかりなのに」と問いかけてきた。

そこでPCがなんと返したか....じつはおぼえてない.....ただ、駄々をこねるリュチルお嬢様に対し、「ともだちや大切な人に会えなくてもいいの?」的なことを言ってくれたような気がするようなしないような。少なくとも、クラウスは「僕は外の世界をもっとよく知りたいんだ。辛くても悲しくても」みたいなことは言わせた。

 

雑感

 なぜこのシナリオを選んだかって、キャンペーンに挟みやすい1話完結で全体的にあったかほのぼの、最後だけちょっとミステリアスに終わる味わいのよさ。ギミック戦闘よりもRPや没入感を優先してしまうタイプのGMとしてはとってもおいしそうだったしやっぱりおいしかった。それと、忌子シナリオを終えてロサとエリザの仲はどうなったんだろう?というのも見てみたくてですね...

リドルに関してはGMの力量不足(GMとしての力量ではなく単純におバカなだけ)でした、完全に...シナリオやPLさんらはわるくないよ...

これにめげずがんばろうと思いました。

そしてシナリオのキーとなった料理、オムライス。お夕飯はみんなで近くのガストでオムライス食べて、PCの気持ちを味わいながら歓談してました。

 

いいシナリオでした!作者の神砂わらびさんに感謝を。

5.