あとで名づけるものがたり

たかはるのTRPGセッションログ。あらすじ、シナリオ、キャラ紹介など。いっしょに遊んでくれた人が、よそのセッションはどんな感じかな?って見れるようなブログ。TRPG沼もっとひろがれ。スマホ表示は見づらいのでpc表示をおすすめします(おすしも回るし)

蛮族包囲網を突破せよ!

2018年の漫研の合宿で布教のために回した公式シナリオ。「テラスティア冒険録」に収録されています。有料シナリオなので解説はあまりしません。

 

あらすじ(&シナリオ紹介)

リーゼン地方の街に所属する冒険者たちのお話。街はすでに蛮族に包囲されており、敵の目をくぐり抜けて、湖の向こうの同盟都市に助けを求めにいくのがPCらの使命。

舞台の全体背景絵をマス目で区切ったマップが用意されていて、それぞれのマスでイベントが起こる。人生ゲームっぽいかんじ。分かれ道や行き止まりもあったりして。

GMは描写を読み上げればいいだけなので回すのは非常に楽でしたが、罠も敵も強い。PLたちは阿鼻叫喚だったかも。

 

プレイヤーキャラクター(左から)

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ケリーヌ/PL:ロク氏

エルフ/男性/年齢不明/魔動銃手

Vtuberのケリンがモデル。他の森に住むエルフの女性(おそらくエルフのえる)に片想いをしていたが、彼女の村は蛮族に焼かれてしまった。蛮族への復讐を胸に生きてきたが、彼女が蛮族に囚われながらも生きているとの情報を得たため、この任務に志願した。なお、想い人の女性はケリンのことを知らない。

 

イノ/PL:loly氏

ヴァルキリー/女性/15歳?/双槍使い

育ての親のイノシシをリスペクトし、両手に突撃槍を構えて必殺のいちげきを繰り出す型破りな戦闘スタイル。一に突撃二に突撃、三、四がなくて五に突撃。これまでに味わったことのない突撃を求めてエグロフに同行、冒険者となった。書いてる自分も何言ってるかよくわからない

  

クッカ/PL:杢人氏

グラスランナー/女性/15歳/拳闘士

グラスランナーらしく、いつどこで生まれたのかなんて気にしない。神になるという野望を抱き、風の向くまま気の向くままに生き、食うものがなくなって行き倒れていたところをタビットに助けられた。神になるチャンスがあればいいな〜と軽い気持ちでこの任務に参加した。

 

ルナ/PL:(*°ー°)氏

タビット/女性/年齢?/真語魔術士

パーティ内でいちばんまともで、思いやりがある。一人旅で心細かったところに行き倒れたクッカを見つけ、一緒にごはんを食べて仲良くなった。クッカの野望に付き合う形で今回の任務に参加した。正直この子がいなかったらいろんな意味でやばかったね。

 

エグロフ/PL:えるごー氏

ドワーフ/男性/年齢不明/戦士

傭兵の生まれで、強い奴に出会うために旅をするおじさん。ハルバードを手にいつでも全力攻撃をかましていくがファンブルが多い。軽業判定を振らされるイベントが多かったため、金属鎧の彼はかわいそうなことになっていた。

 

セッションのいろいろ

 

導入について。 

 まずはイノがやばかった。ヴァルキリーはナイトメアの逆で神の祝福を受けし種族らしいんですが、イノシシリスペクトゆえに突撃が趣味で(いみがわからん)、村の柵も家も壊しまくる歩く災害でした。村長は、旅の途中に立ち寄ったエグロフに厄介者を押し付ける形でイノを送り出しました。経歴表はとんでもない(いい意味で)導入をさせてくれるので面白いですね。

 

 クッカとタビットちゃんはホンワカしたかんじで平和に進みました。経歴表の「神になる」はいまだにどう調理したらいいかわからん・・でもいつか必ずそういうシナリオもやりたい、待っててくれ杢人氏。

 

 ケリーヌは蛮族への復讐という具体的な目的を持っててくれたので、こちらも敵を設定しやすかった。しかし僕は当時Vtuber文化を全然知らなくて、えるふのえるのキャラもケリンのキャラも掴めていなかった・・・

 「助け出したえるにフラれるシーンをやりたい」という申し出にちゃんと応えられたかというと、おそらく応えられなかった。「というかお前誰だよキモッ」でバッサーリ。すまぬ、すまぬ・・・

 

 後日karupa氏と「GMが知らないキャラをPLがやりたい」と言ってきたらどうする?という話になり、「キャライメージを聞いて、自分の知ってるキャラの中から『こういう感じ?』というのを提示するといいよ」という回答を得ました。なるほどね!

 

 

進行について。

  今回はイノ(loly氏)以外は全員初ソドワということで、ちゃんと布教できるかなーとめちゃ緊張していた。時間がたっぷりあったしloly氏も解説を手伝ってくれたおかげで、じっくり丁寧に世界観説明とキャラ作成はフォローできたと思う。本だけだとみんなで見れないし、やっぱ紹介スライドは有用やね

 

 手を加えたところといえば、序盤の妖精イベントをリザードマンブラザーズ(チュートリアル盗賊団的な)との戦闘に変えたのと、ケリンの設定に合わせてえるふのえるを救出するイベントを加えて、ボスを森焼いたやつに変えたくらいで、あとはほぼ変わりなし。

リザードマンブラザーズは「戦ってもいいし戦わなくてもいい」みたいな選択肢を出して(まぁ当然戦うんだけど)TRPGやってる感味わってもらいたかったのと、こう、滑り出しはギャグっぽいほうがわいわいやれるかなー、大人数だし。という気持ちで差し込みました。「お礼に妖精さんが次のイベントの判定を助けてくれる」っていうのも、頑張って戦闘したご褒美のつもり。・・・だったけど、「もう一度サイコロ振れる」は、エグロフにはまるで意味なかった。軽業自動失敗だから。プラス修正をかけるほうがよかった。反省・・・

 

 道中に「シナリオ進行には影響しないけど、敵を倒すと魔剣が手に入るエリア」があって、そこのスケルトンソルジャー?とデスソードがめっちゃ強かった。ボスより強かった。イノが生死判定した。

シナリオ進行に関係ない敵を出すというのは普段自分なら絶対しないんだけど、このシナリオはどんなルートを進んでもいいのが視覚的にわかるシナリオだったので全然ありだと思った。

「マップの形的に通らなくてもいいってわかるんだけど、でもなんかあるから探索してみたい!」ってこれまさにゲームだ!公式シナリオはそういうところさすがですね。

 

 えるふのえるを助け出すイベントは、クライマックスにふさわしい取捨選択イベだったと思う。思うんだけど、えるを助け出すことのリスクが今にして思えば少なすぎたかも。見つかっても雑魚ゴブリン数体が来ただけだったから。

いやでも初ソドワでラスボス前に死ぬのはよくない。どうしよなー、って思ってたら中途半端な感じになってしまった。反省。

 

 ラスボス直前ではPLたちの策が光りましたね。ゴブリンを誘い出して襲い、物陰からゴブリンの死体に手を振らせて誘い出し、PC側有利の状況を作るという。

GM的にはそういうのやってくれると嬉しいんすよ。PL側が提案してくれるのってそれだけでまず凄いこと。提案する前にPL同士で意見を擦り合わせなきゃいけないわけじゃん、同時に、作戦に合わせたRPもそれぞれ考えてくれてるわけじゃん。たぶん、楽しんでくれてると見ていいよね。GMやっててよかった。嬉しい。

 

  ラストはレッサーオーガのトリアーノ君をぼこぼこのぼこにして終了。

ケリーヌのエピローグは本当にごめんなさい。

 

 そして今回は「あなたがあなたに気付く表」を導入していました。これは、キャラ掘り下げに当然役立つしそれだけじゃなくて、いざ発表する場面になると「あのシーン良かったよね」などと、ごく自然に振り返りざつだんが始まる。これすごい。特に多人数セッションだと、人によってはあまり言えずに終わっちゃうこともあるから素晴らしいなぁこれ。しかしみんなが言ってくれた内容はメモしていなかった。申し訳ない。。。

 

クッカちゃんはムーブメン卓でも参加してくれたので、布教はある程度うまく言ったと思われる。ソドワ沼もっとひろがれ

 

追記(2019/5/3)

ルナちゃんPLの(*°ー°)さんがイラストをくれました〜!あ^〜かわいいんじゃ〜〜〜

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5.