「私のあなたのたまごちゃん!?」とたけ卓感想
2019年の卓納めはとたけGM卓。野良卓デビューもとたけ卓で、今回が二度目です。ありがたいことじゃ...
PLは以前私GMで「忌子が生きていくという事」をプレイしてくれた皆さん、そしておじさん氏です。
彼は忌子卓見学時に圧倒的出目の強さを振るい初期作成NPCにもかかわらずPCよりも高いダメージを叩き出していましたが今回は果たして...
PC紹介
・ラートリウ(ラートリウ・ミス・シャン・ローデ):PLじゃっく氏
リルドラケンのフェアリーテイマー。キャラ案を聞いたとき「まじか!?」と思ったんだけどキャラシ見てびっくり。リルドラケンでも知力3いくんだ。生命や筋力は何もしなくても高いし妖精使いは金属鎧ペナルティもないので、前衛壁マジックユーザーという隙のないスペックでした。ポーションボールと妖精召喚によるに回復スキルも圧倒的で、おかげでメイベルさんは神官だけど一回もキュアうーんず使いませんでした。バッファー業メイン。弓も撃ちたかったのでありがたかった
RP面では、まず見た目は「リルドラケンだけど人間に近い見た目」をしており(つまり人間態ドレイクに近い)、シーン神殿で育った孤児。
シーンは夜を司る神であり、娼婦の信徒も多いそう。「弱きを助ける」が教義なので、シーン信者が娼館を経営して孤児院の資金にすることもある(公式サプリ参照)。
その流れでラートリウも娼館で働いている。PLの趣味なのか物腰柔らかなお姉さんという印象で、誰からも好かれていましたね。特にヴォイテクおじさま
いつのまにかメイベルは大人の世界に興味を持たされ(娼館デビューはしません)新たな属性が開拓されてしまった
シナリオテーマにドンピシャの種族ということもあり、今回のパーティの中心人物だった気がします。
・メルリアーナ:PLはやみ氏
人間のファイター&スカウト怪力少女。なぎ払い+切り返しで、命中重視で削る役割がはっきりした安定のビルド力。探索面でも戦闘面でも、かなり難しい目標値の場面もあったにもかかわらず見事に仕事をこなしてくれていました。
RP面では、導入時はラートリウとペア感。同じくシーン神殿の孤児院出身ですが、メルは持ち前の怪力を活かし(個人的にはカンの良さもあると思う)冒険者になった。
シーン神殿にはミカミカという聖女さまがいるらしく(どうやらお金好きらしい)、その下で育てられたメルも12歳ながら鋭い金銭感覚を持っている。はやみ氏のキャラはお金を愛するリアリストが多い気がしますね。
聖女ミカミカはとたけ氏のキャンペーンの中で名前を耳にしたことがあって、かなりパンチが効いてるキャラクターのようなので、動いているところを一度見てみたいです!
見るからに悪人な奴らが集まっているところにどストレートに尋ねちゃったり、ドレイク夫妻に「冒険者だよ!」って名乗っちゃったり。子どもらしい純粋さとはやみさん本人の小細工のなさがリンクして「ハイパー有能幼女」キャラとして映えていました。
・ヴォイテク:PL山田田中氏
リカントくまおやじ二刀フェンサー。ダメージ量の低さを手数と筋力で補い、圧倒的ダメージソースとして機能していました。頑強持ちでもあったので体力にも不安なし、くわえてパラライズミストの効果はやはり大きい。
「削りのメルリアーナ、潰しのヴォイテク」といったかんじで前衛は抜群の安定感。おかげで弓撃つ余裕たっぷりでした(W1ゾロだったけど)
RP面では事前に「ダラダラしたおじさん」と聞いていたので、なんとなく休日のお父さんみたいなのをイメージして絡んでいきました。
冒頭では暇つぶしに背肉をつまむとかいう馴れ馴れしさ全開の絡みをしてしまいましたがあれは「ダラダラゴロゴロしてるお父さんに兄妹でが群がる」という自分の幼少の記憶が元ですね
父のビールっ腹にエンピツ押し当てて飛ばして「腹肉ロケット」とか遊んでましたね
いっぽうでヴォイテクさんはラートリウの娼館の常連という顔がありラートリウの前ではニヘニヘしてしまうというだらしなさがもうほんとだめなおじさんて感じでよかった
プレイ内容が総受けなのはやはりイメージ通り
まぁメイベルも成人済だし実子でもないし娼婦も誇りある職業だからそれで軽蔑したりはしませんが、気安く触るのはやめとこうかと思った次第でした
・バレク:PLおじさん氏
圧倒的....ッ....出目....ッ!!!
知力ボーナス5!平目の軽業判定11!竜化ドレイク相手に毎ターン抵抗ぶち抜き!やはり神の子なのだ...
代わりに(?)後衛組として隣に立っていたメイベルは弓の命中判定W1ゾロという奇跡的な悪運だった(ダイス運吸われていた説まで出た)けどセイグリッド系はちゃんと出たのでヨシ
ヴォーパルウェポンAも地味に高い効果を発揮してくれていました。特に2回攻撃のヴォイテクとのシナジーは高い。パラライズミスト、ヴォーパルウェポン、ヒールスプレー、バークメイル。これらが補助動作で使えるというのは非常に大きい。アルケミスト技能あり環境となし環境は戦闘難易度がだいぶ違いますね。
外で上級戦闘やるのは初めてだったろうし、乱戦エリアの巻き込み、移動妨害、行動順とか、かなり難しい話をしていたんだけどよく食らいついてきてくれていました。行動宣言の洗練されていく速度が半端なく、飲み込みの早さを見せつけてくれました。さすがすぎる...
RP面では、あんまり喋る余裕がなかったのかもしれないけど、要所要所で...なんだろう、シュールかわいいというか
「ヒーッ!そう思います!」とかはツボだった
真面目さと可愛さがあって、パーティのマスコット的な存在感がありました。なでもふりたくなる10さい児
・メイベル(メイベル=ハンター):PLたかはる
初登場からどれくらい成長したのか、とたけGMと当時の同卓PLに見せたいなという思いはありました。
初シナリオではフッドやボルグ相手にもビビってたからね...
無力化した蛮族を殺すのすら多少迷いはあったくらいのところから、オーガ三兄弟をオーバーキルし「ひとり残しても怨恨残って報復するから」と迷わず処すくらいには冒険者寄りの考え方になってきたのかもしれない
PL的にも蛮族だからという理由だけで殺すのはあんまりしたくないんだけど、血を浴びる覚悟は付いてきたくらいには
シナリオのテーマも「蛮族も人族も、いのちを授かる奇跡を喜ぶことに違いはない」みたいなかんじだったので、イーヴ神官で良かったなと思いました
ヴォイテクとラートリウ、メルリアーナと絡んでいるうちに、ひそかに持たせておいた「ムッツリ妄想勢」という設定がついに出てしまいましたね...
以前から「くっつきそうな男女が離席したらこっそり追跡して覗く」くらいのことはしてたんですけど
戦闘面はもう語ることほぼないですね、「他の人が優秀なのでセイグリッドウェポンとセイグリッドシールド張ってあとはクロスボウ撃たせてもらいました」
「神官レベル4だとキュアうーんずしかなくて不安だからヒールスプレー取っときました、でもほぼ使わなくて済みました」
これくらい
ブロードヘッド・ボルト初使用してみましたが「一回転」「1ゾロ」「1ゾロ」という極端な結果だったのでコンスタントな実力はわからなかった...でも1回転で27ダメージ出るのはすごいよね(c値+1だから滅多に回らないけど)
雷鳴の矢/太矢はすごかった。敵の初動をボロッボロにできる。ただし基本初手しか使えない手なので、プリーストの役割と多少競合することもあるかもしれない。
シナリオ・マスタリングについて
シナリオ内容の詳細はナイショです。身内卓PCたちにも刺さりそうな要素があり、コミカルとハートフルの緩急があって非常に良かったです...これは身内で回したい&こういうシナリオ自分も作りたい
とたけ卓は非常に闇が深いともっぱらの噂ですが、今回は前回にもまして光のあるシナリオでした。
シンプルな構造でPLは迷いなく進められたし、成否によってRPに違いを生んでくれる判定を置いてくれていたのは流石。
判定って攻略の障壁以外の意味があるというか、基本的に&最終的には成功させるつもりで置くので、「RPかき混ぜ機〜!!(パンパカパンパンパーパーパー)」ってつもりで考えるのが正解なんですよね。味わってみると改めてわかる、うれしい
新年もまたこの人たちと卓を囲みたいものです。ありがとうございました。そしてまたよろしくお願いします!