あとで名づけるものがたり

たかはるのTRPGセッションログ。あらすじ、シナリオ、キャラ紹介など。いっしょに遊んでくれた人が、よそのセッションはどんな感じかな?って見れるようなブログ。TRPG沼もっとひろがれ。スマホ表示は見づらいのでpc表示をおすすめします(おすしも回るし)

1話 バルトゥーの屋敷(微改変)

 ムーブメン卓第一話。初めて本格的にGMした記念すべきセッションです。

 

シナリオ

いきなりオリジナルシナリオなんて作れないので、初心者らしく公式シナリオです。でも、まるっきりなぞるだけではつまらないので、NPC(後述)を追加しました。

キャラメイク

 Loly氏と余白氏に、前回O太氏にしたのと同じ説明をババーッと。ちゃんと伝わっただろうか・・・

 

 loly氏はツノっ娘が好きなのでナイトメアを選択、迷いなくコンジャラーにして、名前は「エリザ」。王道魔女っ子ってかんじのイラストでした。

 余白氏はマギシューに興味を持ったらしく、「このスタイルが向いてる種族ってありますか?」と聞かれ言葉に詰まった。イメージ的にはルンフォ?でも知力そんな高くないしMPもアレなんだよな・・・今の僕なら

「両者とも十分に適していると前置きしたうえで、敏捷、威力もほしいならエルフ、命中とMPを安定して取りたいならドワーフ

くらいは返せるだろうが、結局

「ナイトメアならなんでも向いてるし、人間もなんでも向いてるし何にも向いてないとも言えるよ」

というフワッフワな答えしか返せなかった。

ナイトメアはloly氏とかぶるので人間を選択。身内の中では、人間をとる人は逆にレアである。「ロサ」はボウケンジャーのピンクがモデル。元キャラはクール系らしいけど、RPには反映しないそうです。

 ソドワPCは長く使っていくので振り直し3回までOKにしたんだけど、ロサはだいぶ初期ステが低くなっちゃいましたね・・今はようやく、それも関係ないほどに強くなってきたけど。

導入

 どんな導入にしたいか、PLと打ち合わせながら開始。

 

エリザ

ナイトメアのエリザの生まれをダイスで決めたらリルドラケン生まれだったので、「差別のない幼少期を過ごし、勉強をしに人里の学校に入学したらめっちゃ差別された」というかんじの導入にしようということになった。

  おおらかな両親に見送られ、希望を胸に人里に降りたエリザ。自分と同じ見た目の人がいっぱいいるということにまずは、戸惑いと同時に嬉しさを感じただろう。積極的にコミュニケーションを取り、友達と呼べる存在に恵まれた・・・と思っていたある日、自分のツノをクラスメイトに見られてしまう。その日から、手のひらを返したような激しい差別を受けるようになっていった。ナイトメアが差別をされるという話は伝え聞いて知ってはいたが、見た目が違う、ただそれだけでこうもできるものか。エリザは「人間」の心が恐ろしくなった。限界を感じていたある日、エリザは教師に呼び出される。教師が言うには、

「ナイトメアであることが悪いことではもちろんない。しかし、人々の心に染み付いた偏見を拭い去ることは到底難しい。本意ではないが、こんな環境に身を置くよりは、外に出て広い世界に生きるべきだ」

 この時のエリザには、教師も遠回しに自分を排除しようとしていると感じられたかもしれない。しかし教師は、魔法の基礎の書物をエリザに与えた。

 

 エリザは人間に対する恐怖を抱えたままリルドラケンの集落に戻り、操霊術を学んだ。魂を操る魔法ならば、ナイトメアの穢れた魂をなんとかできるかもしれないと考えたからだ(実際は浄化よりむしろ穢すだけなんだけど)。そして数年後、知識と技術を吸収し尽くしたエリザは、さらなる知識と、そして自分の中の穢れを消す方法を求めて広い世界へ旅に出た。

 

ロサ

 マギテックを持っていることから、ある程度裕福な生まれだろうということになり、「貴族の娘として蝶よ花よと大切にされながら狭い社会で生きることに疑問を持ち旅に出た」と言う流れでいこう、と決まったけどきっかけが思いつかず、「神の声を聞いて」(経歴表振ったんだっけ?)を採用した・・・これが当時の僕には難しく、かなり無理矢理な導入になってしまった感が否めない。

 

 ロサは13歳。愛情深い母と魔動機の扱いに長けた父(婿?)に囲まれて、汚れをしらず、優しい子に育った。そんなある夜・・・ロサの夢枕に女神が現れた・・・!

「この広いラクシアに生まれ、狭い貴族社会で、この世の汚れを知らず、囲われた世界で苦もなくぬくぬくと生きていく・・・ええんか。お前・・・それでええんか・・・!

旅に出よ!世を知れ、人を知れ!そして・・・時には起こせよムーブメン!!」

続く言葉が出て来ず途中からポプテピピックになってしまった。女神はピピ美だった(CV:日高のり子)。

 

 何かに目覚めたロサは両親を説得、冒険者の心得がある父親にルーフェリアまで送ってもらい、期待と不安を胸に冒険者の店の扉を開いたのだった。

 

ポーレ

 ポーレ君は一足早くルーフェリア入りしています。ただ、追加NPCの背景描写のために、スラム街を通ってルーフェリア入りしてもらいました。

水の女神に守られし都といえど、人が集まれば上下の差は自然と生まれるもの。スラム街にはボロ布を纏った子供たちがたむろしていて、旅人と見れば人懐っこくまとわりついて小銭をせびってくる。

ポーレには、「もっと広い世界を見て(蛮族の被害などもこの目で確かめて)、豊かな国を作りたい」という大きな野望がある。彼は子供たちをあしらうことはせず、持っているお金のほとんどを渡し、ついでに遊んであげた。

 そんなポーレ君に近づき、お礼を言う少年が現れる。追加NPCの「チップ」君です。彼はグラスランナー。スラム街に生き、幼い妹(+そこで生きるチビッ子たち)を養うために仕方なく手を汚す少年です。一応、金持ちしか狙わない(冒険者は一般人よりはお金があるので、ターゲットに含まれます)というポリシーがあります。

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チップ君は、お金をくれるだけでなく子供たちと遊んでくれたポーレに友好的な態度をとります。もちろんスリません。

これから冒険者登録をしに行く、と話すポーレに対し、

「そっかー・・・頑張れよ」

と、視線を泳がせながら返す。ポーレはそのことに気づきません。

 

進行

その後酒場で合流し、"葉っぱをのせた"マイエルさんから遺跡の情報を買うところまではルルブの通り。

マイエルがPCに地図を渡そうとするが、

「あれ、ないぞ?おかしいな・・・あ、ついでに財布もない」

それを聞いた他のモブ冒険者たちからも、

「俺の財布がもねぇ!」「俺も」「私も」

と声が上がる。

じつは、PCたちにもルーフェリアに入ったところで危険感知判定を振ってもらい、失敗した人の財布をスっていたのです。(気付いたら、「誰かにぶつかられたが特に何事もなかった」で財布も無事)

「こんなことができるのはチップの野郎で間違いねぇ!」

「あいつ、一度絞られておとなしくなったと思ってたがまたやりやがった!とっ捕まえてやるぜ!」

怒りをあらわにするモブ冒険者たち。それを酒場のマスターがたしなめる。

「お前ら、スられたことにも気づかないっつーのは冒険者として甘ぇんじゃねえのか?そいつはてめえらの落ち度だぜ。・・・しかし、俺の言葉はチップに届かなかったか。

なぁ、そこの(PC)。バルトゥーの魔法生物大全、持ってきてくれりゃ俺が買い取ると言ったが、追加の依頼だ。もし遺跡でチップのバカを見かけたらとっ捕まえてきてくれねぇか。まぁ、もし死んでたらそれは仕方ねぇ」

マイエル

「僕は一度歩いた道は忘れないから直接案内できる。財布はたいして入ってないから別にいいんだけどさ、遺跡の中、僕立ち入ったわけじゃないから何がいるかわかんないし、ちょっと危ないね。」

 

みたいなかんじで差し込みました。

 

 PCがバルトゥーの屋敷へ踏み込むと、蛮族の足跡と真新しい靴跡が。ゴブリンとボガードがいる部屋でいじめられています。ストリートチルドレンの嗜みでフェンサー1+くそ高敏捷のおかげで回避し続けていますが、部屋の隅に追い詰められ絶体絶命のところにPCに助けられます。

 戦闘終了後、財布を返せと詰め寄るPC。しかし彼は、申し訳ないが金は今は持っていないと言います。

 これは嘘ではなくて、チップくんは街のヤクザをスった結果捕まってしまい、スリの腕を買ったヤクザにゆすられています。盗ったお金はヤクザに渡してしまっていたのです。しかしヤクザの要求する額には足りず、遺跡の地図を見て金目のものはないかと忍び込んだはいいものの蛮族に見つかってしまいました。

 しかし強がりな彼は、そのことはPCに話しません。むしろPCが魔法生物大全を見つけたらスキを見て奪い取ってやろうと思っています。まさに貧すれば鈍す。PCに対しては、自分には(スリで身につけた)スカウトの心得があるから協力すると言います。

 

 ここでPCが拒否したら、逃げたふりして屋根の上に待機させて、PCが魔法生物大全持って出てきたところで奪って逃げてやろうとGMは考えていましたが、ポーレ君は「金に困っているなら協力する。魔法生物大全を買い取ってもらったら、その金は君に渡そう」と人情派ロール。うーん、こんな相手から盗むのはさすがのチップ君も思いとどまるぞ。さっき友好深めたし。

「しかし、今度はヤクザはこのお人好しに目をつけるかもしれない。だったらおれは悪者のままでいい」

GMは心の中でそんなRPをして、PCが魔法生物大全を手に入れたところで奪って逃げます。

 

・・・というのが心の中で考えていた流れだったんですけど、ポーレのRPにほだされ、ついヤクザにゆすられているところまでゲロってしまいました。ダメなGMだ。まぁ、ヤクザは強いので。やつらに狙われたらポーレたちでも勝てないかもと思ったということで。結局魔法生物大全を奪って逃げました。ロサとエリザは「やっぱりな、あいつ許さんぞ!」という反応だった。

 

 逃げたチップを追っていくと、ヤクザと言い争いをしている。門前に怪しげな幌馬車が。その中に見えたのは、どうやらチップくんの妹だ。さるぐつわをかまされている。

「話がちがうじゃねーか!まだ明日にはなってないぞ!それにほら、これ高く売れるらしいんだ。これで言ってた金には届くだろ!?」

「げっへっへ、〇〇ガメル渡せば許してやる、なんてーの本気で信じてやがったのか?メスガキ好きの変態貴族様がなぁ、早くしろとおっしゃってんのよ。あ、その本、高く売れるってんならもらってやるよ。ご苦労なこったなぁ!!」

「ちくしょう、ちくしょう・・・!」

 

そこへ颯爽とPC参上。ぼこぼこにしてもらいました。

 

エピローグ

 ボコボコにしたヤクザを引きずりながら冒険者の店に帰還。PCの口からチップの事情を聞いたマスターは、チップをこの店専属の斥候として雇うことを提案します。怒りの冷めやらぬモブ冒険者たちに対しては、ちゃんと給料から天引きして返済することをチップに約束させました。

「妹も助かって、あいつらはやっつけられて、おれはまともな仕事に就けるなんて・・・夢みてぇだよ。ぜんぶあんた達のおかげだ、本当にありがとう。そして・・・裏切っちまって悪かった。許してくれとは言わねぇよ、でもちゃんとお金は返すよ」

 

ロサとエリザはどういう反応だったかな、「許しはしないがこれ以上責めない」みたいなかんじだったかな。ともあれ依頼は無事達成。ポーレはというと、バルトゥーの屋敷で手に入れたイグニッションパイプを見て、「大破局以前の貴重な魔具を集めた博物館を作りたい」という新たな野望を見つけたようで、GM的には今後の展開についてひとつの方向性を示してくれたなと思った次第です。

 

 そんな感じで第一話を終えました。ちなみにムーブメン卓と言っているけれど、これはブログに載せるにあたりキャンペーンタイトルが便宜的に必要だったから僕が勝手にそう書いてるだけで、PLたちの前では一度も言ってません。

 

シナリオソースのカテゴリに、この改変案のポイントをまとめています。SW2.0のルルブ1、2があれば十分に回せます。

チップ君 顔Ver.

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0話 冒険の手ほどき

 ソドワ初のGMをつとめられる自信がなさすぎたので、ムーブメン卓の数日前に西雀O太氏に付き合ってもらった戦闘練習シナリオ。厳密に言えばソドワGMデビューはこれが初だけど、シナリオと呼べるレベルではない。

 この時はルールブックに付箋を貼りまくり、見落としがちな部分はノートに書き取って、世界観をスムーズに説明するためにパワポで説明スライドを作った。この時頑張って勉強したからおそらく今順調にソドワ勢を増やせているんだと思います。

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ルルブ読んでも戦闘がどんなものか全然わからなかった。一人で模擬戦してみたらややわかったけど、クトゥルフに比べ計算処理の多さよ。おまけにルルブ付属のキャラシは見づらい。緊張しいの僕がこんなんで多人数を相手取るのは厳しいぞ!

 

 そして初セッション。付き合いの長いO太氏一人相手ですらかなり緊張した・・・だって僕自身よくわかってないことを、何も知らない相手に説明しなきゃいけないんだもん。

 

特撮好きなO太氏らしく、ルーンフォークの戦士を選択。このときポーレ君が出来上がりました。

loly氏と余白氏がのちに参加することは決まっていたので、とりあえずサンプルキャラクター2名を追加して3人パーティとした。ポーレ君が近接型なので、バランス型の妖精剣士ちゃんと神官のエルフちゃん。それぞれライラとシンディと名付けた。

 

導入

 ポーレ君は、裕福な家で息子同然に育てられたルーンフォーク。魔動技師くずれのお父さんは溺愛気味で、むしろ母親の方が豪快?というか、外界を見てみたいポーレ君に理解がある。外は危険だからダメ、の一点張りな父親に悶々とするポーレ君。

ある日、ポーレ君よりちょっと年上で先に旅立って冒険者となったライラ、シンディ(と言ってもガキンチョからの付き合いだったので、ポーレが遊んであげてた印象が強いのだが)の二人が村に帰ってきた。どこか危なっかしげで誰もが心配しながら送り出したのだが、たった一年で見違えるほど頼もしく落ち着きが出て、いっぱしの冒険者に成長していた。

 ポーレはこの機を逃すまいと、ライラとシンディに父親の説得に協力してほしいと頼み込む。二人は快諾するが、父親は危険だと断固拒否。その様子を見た母親が口を開いた。

「ポーレが密かに鍛錬をしていたのをあたしゃ見てたよ。ポーレはあたしらの大切な息子だ。だからこそ、息子のしたいことを頭ごなしに否定するのはよしな」

そう言って母親が取り出したのは、へそくりをはたいて用意したバスタードソード。

「そういえば森に狼が出て草が取りに行けないんだ。ポーレ、助けちゃくれないかい?」

 

進行

 戦闘をやってみるのが目的のシナリオなので一本道。森の前に奥さんと父さんを待たせ、森の中でウルフ×2、次にジャイアンリザードとグレイリンクスだったかな?を討伐。割と楽に倒せちゃったので、盗賊3人唐突に出してみたら、ようやくぎりぎりといったかんじでした。

エピローグ

 ライラとシンディの証言や目の前で盗賊を撃退したこともあって、ようやく父の許しを得たポーレはライラ、シンディに見送られ、新たな仲間との出会いを期待しつつルーフェリアへと旅立ったのでした・・・。

感想

 びびったのはMP回復手段が少ないこと。魔香草の回復量は雀の涙、魔晶石は初期作成ではせいぜい3〜5点分しか買えない。回復役は必須かつMPは温存しないとまずいなと思った(なおムーブメン卓はプリースト不在のまま)。TRPGCRPGと違い、キャラが死んだらめちゃくちゃ落ち込む。死をチラつかせつつなんとか勝たせる、というGMの大事な仕事は、ソドワGMを10回ほど重ねた今になってようやくできるようになってきた気がする。あと妖精剣士ちゃんかわいい。

 ムーブメン卓のPCが5レベくらいになった今、ライラ、シンディはお助けキャラではなく対等なレベルにあると思うので、ポーレくんの成長をPL、GMともに実感する機会として出してみたい。

蛮族包囲網を突破せよ!

2018年の漫研の合宿で布教のために回した公式シナリオ。「テラスティア冒険録」に収録されています。有料シナリオなので解説はあまりしません。

 

あらすじ(&シナリオ紹介)

リーゼン地方の街に所属する冒険者たちのお話。街はすでに蛮族に包囲されており、敵の目をくぐり抜けて、湖の向こうの同盟都市に助けを求めにいくのがPCらの使命。

舞台の全体背景絵をマス目で区切ったマップが用意されていて、それぞれのマスでイベントが起こる。人生ゲームっぽいかんじ。分かれ道や行き止まりもあったりして。

GMは描写を読み上げればいいだけなので回すのは非常に楽でしたが、罠も敵も強い。PLたちは阿鼻叫喚だったかも。

 

プレイヤーキャラクター(左から)

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ケリーヌ/PL:ロク氏

エルフ/男性/年齢不明/魔動銃手

Vtuberのケリンがモデル。他の森に住むエルフの女性(おそらくエルフのえる)に片想いをしていたが、彼女の村は蛮族に焼かれてしまった。蛮族への復讐を胸に生きてきたが、彼女が蛮族に囚われながらも生きているとの情報を得たため、この任務に志願した。なお、想い人の女性はケリンのことを知らない。

 

イノ/PL:loly氏

ヴァルキリー/女性/15歳?/双槍使い

育ての親のイノシシをリスペクトし、両手に突撃槍を構えて必殺のいちげきを繰り出す型破りな戦闘スタイル。一に突撃二に突撃、三、四がなくて五に突撃。これまでに味わったことのない突撃を求めてエグロフに同行、冒険者となった。書いてる自分も何言ってるかよくわからない

  

クッカ/PL:杢人氏

グラスランナー/女性/15歳/拳闘士

グラスランナーらしく、いつどこで生まれたのかなんて気にしない。神になるという野望を抱き、風の向くまま気の向くままに生き、食うものがなくなって行き倒れていたところをタビットに助けられた。神になるチャンスがあればいいな〜と軽い気持ちでこの任務に参加した。

 

ルナ/PL:(*°ー°)氏

タビット/女性/年齢?/真語魔術士

パーティ内でいちばんまともで、思いやりがある。一人旅で心細かったところに行き倒れたクッカを見つけ、一緒にごはんを食べて仲良くなった。クッカの野望に付き合う形で今回の任務に参加した。正直この子がいなかったらいろんな意味でやばかったね。

 

エグロフ/PL:えるごー氏

ドワーフ/男性/年齢不明/戦士

傭兵の生まれで、強い奴に出会うために旅をするおじさん。ハルバードを手にいつでも全力攻撃をかましていくがファンブルが多い。軽業判定を振らされるイベントが多かったため、金属鎧の彼はかわいそうなことになっていた。

 

セッションのいろいろ

 

導入について。 

 まずはイノがやばかった。ヴァルキリーはナイトメアの逆で神の祝福を受けし種族らしいんですが、イノシシリスペクトゆえに突撃が趣味で(いみがわからん)、村の柵も家も壊しまくる歩く災害でした。村長は、旅の途中に立ち寄ったエグロフに厄介者を押し付ける形でイノを送り出しました。経歴表はとんでもない(いい意味で)導入をさせてくれるので面白いですね。

 

 クッカとタビットちゃんはホンワカしたかんじで平和に進みました。経歴表の「神になる」はいまだにどう調理したらいいかわからん・・でもいつか必ずそういうシナリオもやりたい、待っててくれ杢人氏。

 

 ケリーヌは蛮族への復讐という具体的な目的を持っててくれたので、こちらも敵を設定しやすかった。しかし僕は当時Vtuber文化を全然知らなくて、えるふのえるのキャラもケリンのキャラも掴めていなかった・・・

 「助け出したえるにフラれるシーンをやりたい」という申し出にちゃんと応えられたかというと、おそらく応えられなかった。「というかお前誰だよキモッ」でバッサーリ。すまぬ、すまぬ・・・

 

 後日karupa氏と「GMが知らないキャラをPLがやりたい」と言ってきたらどうする?という話になり、「キャライメージを聞いて、自分の知ってるキャラの中から『こういう感じ?』というのを提示するといいよ」という回答を得ました。なるほどね!

 

 

進行について。

  今回はイノ(loly氏)以外は全員初ソドワということで、ちゃんと布教できるかなーとめちゃ緊張していた。時間がたっぷりあったしloly氏も解説を手伝ってくれたおかげで、じっくり丁寧に世界観説明とキャラ作成はフォローできたと思う。本だけだとみんなで見れないし、やっぱ紹介スライドは有用やね

 

 手を加えたところといえば、序盤の妖精イベントをリザードマンブラザーズ(チュートリアル盗賊団的な)との戦闘に変えたのと、ケリンの設定に合わせてえるふのえるを救出するイベントを加えて、ボスを森焼いたやつに変えたくらいで、あとはほぼ変わりなし。

リザードマンブラザーズは「戦ってもいいし戦わなくてもいい」みたいな選択肢を出して(まぁ当然戦うんだけど)TRPGやってる感味わってもらいたかったのと、こう、滑り出しはギャグっぽいほうがわいわいやれるかなー、大人数だし。という気持ちで差し込みました。「お礼に妖精さんが次のイベントの判定を助けてくれる」っていうのも、頑張って戦闘したご褒美のつもり。・・・だったけど、「もう一度サイコロ振れる」は、エグロフにはまるで意味なかった。軽業自動失敗だから。プラス修正をかけるほうがよかった。反省・・・

 

 道中に「シナリオ進行には影響しないけど、敵を倒すと魔剣が手に入るエリア」があって、そこのスケルトンソルジャー?とデスソードがめっちゃ強かった。ボスより強かった。イノが生死判定した。

シナリオ進行に関係ない敵を出すというのは普段自分なら絶対しないんだけど、このシナリオはどんなルートを進んでもいいのが視覚的にわかるシナリオだったので全然ありだと思った。

「マップの形的に通らなくてもいいってわかるんだけど、でもなんかあるから探索してみたい!」ってこれまさにゲームだ!公式シナリオはそういうところさすがですね。

 

 えるふのえるを助け出すイベントは、クライマックスにふさわしい取捨選択イベだったと思う。思うんだけど、えるを助け出すことのリスクが今にして思えば少なすぎたかも。見つかっても雑魚ゴブリン数体が来ただけだったから。

いやでも初ソドワでラスボス前に死ぬのはよくない。どうしよなー、って思ってたら中途半端な感じになってしまった。反省。

 

 ラスボス直前ではPLたちの策が光りましたね。ゴブリンを誘い出して襲い、物陰からゴブリンの死体に手を振らせて誘い出し、PC側有利の状況を作るという。

GM的にはそういうのやってくれると嬉しいんすよ。PL側が提案してくれるのってそれだけでまず凄いこと。提案する前にPL同士で意見を擦り合わせなきゃいけないわけじゃん、同時に、作戦に合わせたRPもそれぞれ考えてくれてるわけじゃん。たぶん、楽しんでくれてると見ていいよね。GMやっててよかった。嬉しい。

 

  ラストはレッサーオーガのトリアーノ君をぼこぼこのぼこにして終了。

ケリーヌのエピローグは本当にごめんなさい。

 

 そして今回は「あなたがあなたに気付く表」を導入していました。これは、キャラ掘り下げに当然役立つしそれだけじゃなくて、いざ発表する場面になると「あのシーン良かったよね」などと、ごく自然に振り返りざつだんが始まる。これすごい。特に多人数セッションだと、人によってはあまり言えずに終わっちゃうこともあるから素晴らしいなぁこれ。しかしみんなが言ってくれた内容はメモしていなかった。申し訳ない。。。

 

クッカちゃんはムーブメン卓でも参加してくれたので、布教はある程度うまく言ったと思われる。ソドワ沼もっとひろがれ

 

追記(2019/5/3)

ルナちゃんPLの(*°ー°)さんがイラストをくれました〜!あ^〜かわいいんじゃ〜〜〜

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シナリオソースもくじ

シナリオソース置き場です。

 

 

キャンペーンPCのために作ったシナリオは、オリジナルの世界設定やPCならではの動機に沿っていて一般化が難しいため、

「他の卓でも使えそうな要素を抜き出す」「シナリオフックのみを掲載する」という形で公開します。

見やすい形にまとめるのが大変なものや、良さげな導入が思いついたけど続きを考えてないようなものは、シナリオのおおまかな流れやギミックのネタだけ抜き出して掲載します。

 

細かいところやNPCの性格、舞台設定などはご自身の卓のPCに合わせてアレンジしてお使いください。

 

 

ソードワールド2.0 / 2.5

シナリオソース:バルトゥーの屋敷(微改変) - あとで名づけるものがたり

以下掲載予定

エルフとケンタウルス

ルーンフォークの反乱/ルーンウォーカーの目覚め

守りの剣と襲撃者

死の遺跡

紫煙の魔神

新たな魔域と砂漠の王子

 

クトゥルフ神話TRPG

実録!秘境グルメ探検隊

 

シナリオ置き場目次

自作のシナリオのうち、他の方が見ても回せそうなものを整えて公開しています。

ソードワールドのシナリオはキャンペーンPCじゃなきゃできない話が多いので、それらについてはシナリオソースという形で残していこうかな。

 

 

ソードワールド2.0、ソードワールド2.5

 

・忌み子が生きていくという事

忌み子が生きていくという事|scenarch(シナーチ)

4~5レベル向け。ナイトメアの差別問題を扱ったシナリオ。

 

・おいでよ妖精温泉

おいでよ妖精温泉|scenarch(シナーチ)

4~5レベル向け。妖精たちが力を合わせて運営する妖精温泉に訪れたあなた。しかし温泉は枯れていて... 

 

・『あなたに贈る花 』(有料のシナリオ集です。Boothにて¥500)

booth.pm

∟あなたに贈る花

初期作成向け魔域シナリオ。100年前に出された手紙を届ける話。

 

∟Steps, and Gambles!!

5~6レベル向け。酒場で飲みくらべ!カジノでミニゲーム!仮面舞踏会!性癖のよくばりセットだ!

 

∟限りなく永遠に近く

5~6レべル向け。ウィザーズトゥーム掲載の魔剣「スターチス・クレセント」をめぐる冒険。

 

クトゥルフ神話TRPG

 

沈まぬ太陽(掲載予定)

元ネタは洒落怖の「沈まぬ太陽 作者不詳」。2〜4人向け、オフセで8時間くらい。

 

マリオネットの操演者(掲載予定)

遊戯王シナリオ。初代遊戯王キャラが出てくる。バトルシティ編あたり。2人〜3人向け。

ブログ開設しました

とりあえず、ソドワキャンペーンの見出し記事的なやつだけ書きました。

立ち絵素材はあるけど、記事と一緒に見やすいサイズに直さなきゃなので作業まだ必要そう。

あとはシナリオページ、他の人が見ても回せる形にしたやつがいくつかあるからそれらも載せたい。pdfをのせるにはどうすればいいんだろ

 

身内が思い出した時に見てくれればいいやっていうかる〜い気持ちで始めているので長く続きそう。肩に力入れず、余裕あるときに更新していくよ

Albus ater.

アルバテルと読みます。

僕が初めてソードワールドに触れたシナリオがキャンペーンとなって、今も細く長く続いている。めちゃくちゃ楽しくてリプレイ小説を書き、コミケに出すくらい大切にしている。GMはkarupa氏、僕はPLとして参加しています。

ルーフェリアのゴロツキ冒険者が集まる「灰かぶりのねずみ亭」で出会った少女2人の物語。

 

シナリオ

 

1話 破滅の足跡

 

2話 壺の中の魔神

 

3話 蛮族団と遺跡

 

キャラクター

 

アン(アンネリーゼ・W・O・B・サリ=ヴァン)/PL:そふぃ氏

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...人間/女性/14歳/ライフォス神官

ルーフェリアの東にあるヴァン王国の王女だったが、国を蛮族に滅ぼされてルーフェリアに逃げ延び、故国の再興を誓って冒険者となった。死線をくぐり抜け、果てにたどり着いたねずみ亭では下品な男達にバカにされてきたおかげで、非常に用心深い性格になった。抜け目がないのでベックからリーダーだと頼られているが、本当は臆病。それを隠すように気丈に振る舞う。

 

ベック(ベック・マイアー)/PL:たかはる

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...ナイトメア/女性/15歳/剣士

孤児院育ち。大ざっぱで楽天的な性格だが、剣の腕は確か。戦いのさいには気合いが入る。正義感が強く、1人でも多くの人を蛮族から救いたいと考える。自分がナイトメアであることを激しく嫌悪し、人間になる方法を探し求めて冒険者となった。ナイトメアであることは隠して人間として振る舞っている。

5.